【稟議】と【決裁】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説
稟議と決裁は、どちらも組織における意思決定プロセスに関わる概念ですが、その位置づけや範囲には違いがあります。稟議は、組織内の下位者から上位者への提案や申請を指す言葉で、意思決定に至るまでの検討プロセスを表します。一方、決裁は、稟議の内容を承認し、最終的な意思決定を下すことを指します。稟議が提案から検討までの過程であるのに対し、決裁は最終的な承認行為であるという点が大きな違いです。また、稟議が組織の階層に沿って行われるのに対し、決裁は最終的な権限を持つ者によって行われる点も異なります。