始末書

自認書と始末書は、ともに事実関係を説明し、責任を明確にする文書ですが、その目的と内容が異なります。自認書は、自分の行為や発言について、事実であることを認め、責任を負うことを明示する文書です。一方、始末書は、問題を起こしたことを認め、反省し、再発防止策を示す文書です。自認書が、正当な行為や発言について責任を明確にするのに対し、始末書は、問題行動について反省と改善策を示すという違いがあります。自認書は、自分の行為や発言に正当性がある場合に作成するのに対し、始末書は、問題行動を起こした場合に作成するという点でも異なります。

始末書と顛末書は、ともに事件や出来事の経緯を報告する文書ですが、その目的と内容には違いがあります。始末書は、自分の過失や問題行動を認め、反省の意を示すために書く文書です。一方、顛末書は、事件や出来事の経緯を時系列に沿って客観的に報告する文書で、必ずしも自分の過失を認める必要はありません。始末書が反省と謝罪に重点を置くのに対し、顛末書は事実関係の説明に重点を置いているとも言えます。また、始末書は自分の行動を主体とした記述になるのに対し、顛末書は客観的な事実を中心とした記述になる傾向があります。