【有給】と【公休】の違いとは?例文付きで使い方や意味をわかりやすく解説

有給と公休の違い難易度 2

有給と公休の分かりやすい違い

有給は労働者個人に付与される年次有給休暇のことで、労働の対価として法的に定められた休暇日数です。

一方、公休は企業や国が定めた休日で、全従業員に一律に適用される休日のことを指します。有給は個人の権利として取得できますが、公休は会社や国が決めた日に従う必要があります。

有給とは?

有給休暇とは、労働者が一定の勤続年数と出勤率を満たせば、会社から付与される年次有給休暇のことです。

労働基準法で定められており、有給取得は労働者の権利となっています。私用の用事でも、理由を問われずに有給を取得できます。ただし、有給取得には会社との調整が必要です。勤続年数が長くなるほど、付与される有給日数は増えていきます。適切に有給を取得することで、労働者の健康維持や仕事へのモチベーション向上が期待できます。

有給の例文

  • (1) 来週の水曜日に年次有給休暇を取得したいので、上長に申請します。
  • (2) 親の入院に伴い、4日間の年次有給を取得させていただきます。
  • (3) 就業規則によると、勤続2年目からは年次有給が15日間付与されます。
  • (4) 半年ぶりの長期休暇を取りたいので、夏季有給の取得を希望します。
  • (5) 有給残日数が足りないようですので、別の休暇日を確保しましょう。
  • (6) 年次有給は法定の労働者の権利です。規定に従って適切に取得しましょう。

有給の会話例

「来週の金曜日に有給を取りたいのですが」
「かしこまりました。有給届けを提出してください」
「実は祖母の入院に伴い、来週3日間の有給取得をお願いしたいのですが」
「分かりました。休暇申請の手続きをお願いいたします」
「今月の有給残日数を確認したいのですが」
「かしこまりました。就業規則を確認しますので、少々お待ちください」

公休とは?

公休とは企業や国が定めた休日のことで、全従業員に一律に適用される休日です。国民の祝日や週休二日制の週末など、就業規則や法令で定められています。

労働者個人の判断で勝手に変更することはできません。公休日に労働した場合は割増賃金の支払いが発生します。交代制の職場では、個人別の公休日が設けられることもあります。公休日はあらかじめ就業カレンダーなどで従業員に周知されます。

公休の例文

  • (1) 今週の火曜日は祝日のため、公休日となります。
  • (2) 当社では土曜日と日曜日を公休日の週休二日制としています。
  • (3) 12月は祝日が多いため、公休日が増えて業務計画の調整が必要です。
  • (4) 公休日の振替は就業規則に則り、適切に行われます。
  • (5) 公休日に臨時で出勤となり、割増賃金が発生しました。
  • (6) 製造ラインでは公休日のローテーション勤務となっています。

公休の会話例

「来週の月曜日は祝日ですね。公休日と認識してよろしいでしょうか」
「はい、そのように公休日となります」
「今月は公休日が多いため、納期対応が心配です」
「確かに月末は大変そうですね。計画的な業務分担を検討しましょう」
「今日は所定の公休日なのに、突発的な作業が入りました」
「分かりました。割増賃金の発生も含めて対応を検討します」

有給と公休の違いまとめ

有給休暇は労働の対価として労働者個人に付与される権利ですが、公休は会社や国が定めた休日で従業員全員に一律に適用されます。有給は自身の都合で取得できますが、公休日の変更は原則できません。

有給と公休はその性質や取り扱いが異なるため、労使双方でしっかりと理解する必要があります。適切な有給の取得と公休日の運用が重要となります。

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